2020
27
Feb

礼文島ブログ

♯28 星の降る夜に

そのイベントの存在を知ったのは、2020年が明けてすぐくらいだっただろうか。

全国犬ぞり稚内大会。

よくわからないけど、犬ぞりなんて見たことないし!絶対楽しそう!


※ちなみに稚内は、礼文島から60kmほど離れた場所にあり、

フェリーで2時間ほどかかります。




このチラシを見た時から心ウキウキし、楽しみにしていました。




しかし。








はい。イベント中止ですね。

はいはい。そうですかそうですか。




どうやら今年は雪が少なくて、

犬ぞりができなかったみたい。




それなら仕方ない。

自然現象だしね。




じゃあ、久しぶりにマックにでも行って、

流行りのご飯バーガーでも食べようかな。



礼文島マックないくせに、TVのCMで普通にマックのCM流れるんだよな。

あれをみていたら、ご飯バーガーが食べたくなってしまったよ。笑





よし、連休はマックを食べに稚内に行こう。

そうしようそうしよう。






と、そんなことを思っていたら。




またか。




ぐぬぬ。。。

またもやフェリー欠航とは。。。

このタイミングで。。。







えーーー。そんな感じで、

暇になりました笑







まあね。いい加減怒っても仕方ないからね。

流石にね。もう慣れましたよ(ブチギレ)







そんなわけで、今回は、フェリーが欠航した礼文島で過ごす休日の様子をお届けしたいと思います。






この日は、礼文島の自然愛好家の方々と、ワシの生態調査に行きました。




生態調査といっても僕はワシの生態はちんぷんかんぷんなので、

主に写真を撮ってました笑




メンバーは、平素より大変お世話になっている。

島の自然ガイドをされている人や、ペンションのご夫婦さん、自然保護の仕事をしている人、写真家さんなど、とにかく礼文島の自然好きが集まりました。

中には礼文島が好きで移住し、

自然や動物を撮り続けて本を出しているような、すごい人も!



いやほんとに、一緒に回らせてもらったけど、

鳥を追っている人たちって、「いやどういう目してるの!?」っていうくらい目が良い笑




急に車を止めたと思ったら、

「ワシがいる・・・」って言って、で、実際にワシが飛んでいるんです。




どうして鳥がいることがわかるんですか?

って聞いたら、

「鳥が今はどんな時期で、渡りの時期なのか、子供を育てる時期なのか、とか、そういう生態を理解して、ワシが好みそうな場所を探すんだよ」と教えてくれました。



ポートレートの分野でも、どんな分野でもそうだと思うんだけど、被写体を理解するって大切だなあ。と改めて思ったのでした。




それでも、色々と教えてもらいながら、

やっとこさシャッターチャンス!!



って遠っ!!



手持ちのレンズが人を撮る用のレンズ(135mm)しかなくて、

これが限界でした。




バズーカレンズほしいなあ笑




はい〜〜、一回そこで止まりましょうか^^

そのまま笑顔でお願いします〜〜〜




あ〜〜、いい表情いい表情♫
そのままカメラ目線くださいっ・・・あ〜〜いいですねぇ^^





めちゃめちゃ良いですね♪

世界一いいです^^









って全然だめやないかい!!!


鳥撮れない・・・。寒い・・・。







ほんと、普段から野生動物とか追いかけ回して写真撮ってる方々って本当すごいと思います。尊敬します。






礼文島には北海道ではよくいるような、野生の鹿やキツネ、熊などはいません。

その代わり海には野生のトドやアザラシがいたり、

オジロワシなどの渡り鳥が訪れたりもしています。




小さな島だけど、自然や野生動物がたくさんいて、

それらを守るために、こうして自然を調査する人たちがいます。





都会にいたらなかなか気付くことはできないけど、

自分たち人間も、この大きな自然の一部なんだよなって、考えることが増えました。






この日はあんまり天気も良くなくて、お昼くらいで解散。




早起きして疲れたので、家でお昼寝したりだらだらして過ごしました。








そして次の日!

めっちゃ天気いい!!

連休最終日だから島の外には出られないけど、

たくさん写真撮ろう!そうしよう!

香深の街並み。

礼文島で一番栄えているまちです。

こんなふうに、利尻富士が綺麗に見えるの久しぶりだなぁ。






そのまま桃台猫台展望台へ向かいます。

おおおーーーーい!!!

桃岩荘ーーーーーーー!!!






返事が返ってくるはずもなく、誰もいない静かな空気の中、

声がけ、こだましました。




礼文島の西海岸。冷たい北風が吹き荒れている。




ここは知床という集落で、漁師さんが多く住んでいます。





よし、朝から動き回って疲れたから、

お昼ご飯にしよう。




今日は武ちゃん寿司の辛味噌ラーメンの気分かなあ。




武ちゃん寿司というのは、香深港フェリーターミナルの中にあるご飯屋さんで、ホッケの蒲焼き丼やお寿司など、礼文島の食材を使った様々な料理が食べられるお店です。


こちらが人気の辛味噌ラーメン。身体が温まること間違いなし。




この階段を上がって2階!楽しみ!
いくぞーーーー!!









( ゚д゚)





ままままあ仕方ない。ここは近くの売店でおにぎりでも・・・








( ˙-˙ )






じゃ、、、じゃあ、カツ丼!花文のカツ丼を食べよう!!







ひ、、人の気配がしない( ゚д゚)

※後日確認したら、2月はおやすみらしい・・・




そんなこんなで、食事の店、「さざなみ」さんにお邪魔しました。

2月の礼文島、やってるお店少なすぎ笑

ここで注文したのが・・・




じゃーん!

礼文島のタコをつかったタコカレー!!



タコのカレーライスなんて食べるけど・・・

むむ、これは・・・



めっちゃうまい!!

タコの身も引き締まっていて、カレーとの相性抜群!


しかもカレーを食べていたら島のお母さんが・・・



海馬肉の味噌汁をご馳走してくれた!!



👵「昔は食べ物がなかったからね、よく海馬肉を食べたんだよ。」



島のお母さん、僕のことも覚えていてくれて、しばらくの間、雑談をしていました。(写真撮らせて欲しかったけど断られた涙)




ご飯を食べた後は、島のいろいろな場所を周りました。



運転中、

礼文島に来た1年前のことや、この島で過ごした1年間のことなど、

たくさんのことを考えました。





車の中では、Mr.ChildrenのAnyを聴いていた。





(そうか。)




(もう1年がたったのか・・・)




(この島にいられるのも、後1ヶ月か・・・)






(看護師を辞めて、礼文島に来たけれど・・・)









(この島で、僕は)




(少しでも、成長することが、できただろうか?)





夕日を見ながら、誰にともなく口から出た呟きは、

礼文島に吹く北風に、攫われて行った。





日が落ちてからも、ずっと写真を撮っていた。

言葉が出ないくらいの圧巻の星空が、目の前に広がっていた。







生きていくのは、本当に大変だ。

先のことなんて分からなくて不安だし、

自分にとって幸せってなんだろうかとか、





迷ったり不安になりながらも、前にそれでも進んでいくしかない。




礼文島にきたばかりの時は、

看護師を続けられなかった自分への罪悪感で、

何度も押しつぶされそうになった。




何回も何回も自責の念に駆られた。




自分に自信が持てなくて、

何をやっても自分はだめなんだと思い込んだ。







だけど、1年経った今は思う。





あの時身体をぶっ壊したおかげで、

健康のありがたみを知ることができた。
好きな人、大切な人と一緒にいられることの幸せや、

ピンチの時に助けてくれる仲間の大切さを知った。






だから、あの経験は、自分にとって必要なことだったと。

今なら思えた。




来月の3月。

礼文島に来て1年が経つ時、

僕は一度礼文島を離れます。




この島で、たくさんの人に支えてもらった。

一人では何もできないことを思い知った。






たくさん与えてもらったから。



これからは、



自分が、誰かに何かを与えられるような人間になろう。





小さく、強く呟いた僕を、

礼文島の星空が、見守ってくれていた。

 

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